1.ヘナの粉を用意する
髪の長さや量にあったヘナの粉末を用意しましょう。
ショート 50〜80g
セミロング 80〜120g
ロング 120〜200g ★髪にしっかり色をつけたい場合は、多めに必要になります
★ヘナは髪に明るいオレンジ色のコーティングをします。
明るいオレンジ色の発色を調節するために、ハーブの粉末をブレンドすることもできます。但し、染まり具合は髪質によって違うため、ご自分に合ったハーブやブレンド方法をみつけましょう。
2.ヘナペーストを練る
ボールにヘナの粉を入れ、水かぬるま湯で溶きながら、ケチャップかそれよりやや柔らかめになるまで、スプーンなどで練ります。
★カラーリングやトリートメントの効果を上げるために... ヘナを鉄鍋で練ると、鉄分が頭皮に補給され、白髪や抜け毛の予防になります。紅茶やコーヒーで溶くとカラーリングが長持ちし、艶が出ます。ヘナを熱湯で溶くと、ヘナの色素ローソンが一部破壊され、カラーリング効果が落ちるといわれています。
3.ヘナペーストを寝かせる
出来上がったペーストにラップなどをかぶせて密閉し、しばらく寝かせます。
★寝かせる時間の目安は...
髪に色をつけたい場合は、12時間以上寝かせて下さい。 (ヘナの色素ローソンはペーストにしてから約12時間でピークになるそうです) トリートメント効果のみ欲しい場合は1時間以上寝かせて下さい。ヘナのペーストは数日でカビが生えてきます。そうなったら使用できません。
4.ヘナペーストをつける
ペーストをつけるときには、汚れてもいい前開きの服を着るといいでしょう。それでも心配な場合は、汚れてもいいタオルなどでカバーしましょう。
ペーストをつける前に頭皮のオイルマッサージをします。ヘナは頭皮の汚れや油分を取り、やや乾燥させます。また、ヘアダイやパーマ、紫外線などで髪が傷んでいる人は、ヘナ後髪がきしみます。ヘナの前に冷搾ごま油、スウィートアーモンド油などで頭皮のオイルマッサージをすることでこれを予防します。
ヘナペーストを頭皮と髪につけます。
生え際の白髪などに色をつけたい場合は、頭皮から髪の根元にしっかりヘナをつけます。この時には、手でつけた方がしっかりつきます。ただし、素手だと色がついてしまいますので、グローブなどを使用するといいでしょう。
★長い髪の毛先までつけたい場合は、ハケを使うと上手にできます。
つけ終わったら、ラップで巻いたり、シャワーキャップをかぶり、ペーストの液だれを防ぎます。心配な方は、汚れてもいいタオルなどを首に巻きましょう。
★寒い季節は、ペーストを湯煎してからつけると、色がよく入ります。
★しっかり色を入れたい場合には、ヘナをつける直前にユーカリのエッセンシャルオイル(2,3滴)やレモン汁(大さじ1〜2杯)を加えます。
★傷んだ髪へのトリートメント効果を高めるために、ゴマ油などのオイルを2〜5ml加えます。
5.しばらく待つ
★髪にしっかり色をつけたい場合は、ペーストをつけ終わってから3時間以上置きます。
★トリートメント効果のみの場合は、1時間以上起きます。
6.ヘナペーストを流す
シャンプー剤などは使わず、お湯だけで流します。
地肌に粉が残っているとかゆくなることがあるので、しっかり流しましょう。
ヘナ後、数日は髪が濡れている時に、タオルなどに色がつくことがあります。 |