●スパゲリックとは…
スパゲリックという概念は、パラケルススという医者であり哲学者である人物によって500年前に考え出されたものです。パラケルススは、病とは身体や精神、心の調和が乱れたことにより起こり、本来の調和を取り戻すことが治療であると考えました。植物も人間と同じく肉体、精神、心という3つの要素から成り立ちます。この植物が持っているエネルギーを上手に活用することによって、アンバランスしてしまった肉体や精神、心の調和を取り戻すことが、治療であると考えられています。その治療のために作られたのがスパゲリック法による薬品です。
スパゲリック薬品は、植物を傷つけたり、つぶしたりすることなく、醗酵・蒸留・洗浄・灰化・結合というプロセスで宇宙の法則に基づいた調和の中で植物エキスを抽出します。人間はこれを体に取り入れることにより、太陽や月、惑星の力を借りて、本来の望ましい状態に戻っていくのです。
スパゲリック薬品は肉体、精神、心に活力と調和を与えるものなのです。
完全なるスパゲリック化粧品…
アレクサンダー・フォン・ベルヌス男爵〈1880?1965〉は、医学、解剖学、哲学、化学、物理学、植物学を学び、中世から伝わるスパゲリック製法や錬金術を研究し、1921年、スパゲリック医薬品を供給するソルーナ研究所を設立しました。男爵の死後、イタリア人でスパゲリック研究者のマリノ・ラッツェローニ氏がヴェルヌスの仕事を引き継ぎ、スパゲリック法に完全に基づいた化粧品ソルーナを完成させました。
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